【GA4 Tips】GA4の「データ探索」とGoogle データポータルの機能の違いを解説

更新日:5月17日

こんにちは。CCI アナリティクス担当の木村です。

皆さんはGoogle アナリティクス4(以下、GA4)のデータを可視化する際、GA4に備わっている探索機能を活用するか、Google データポータルでダッシュボードを作成するか迷ったことはないでしょうか?機能としては近しい部分も多く、どちらでも「可視化する」という目的を達成できるケースは多いかと思います。

今回はGA4の探索機能とGoogle データポータルの機能の違いを整理し、どのようなケースで使い分けるべきかを解説しますので参考にして頂ければと思います。

まず、探索とGoogle データポータルの機能の違いは以下の表をご覧ください。

探索レポート

Google データポータル

​表・グラフ作成

      〇

      〇

セグメント適用

      〇

      ×

フィルタ適用

      〇

      〇

作成可能なオブジェクト数

1つのデータ探索につき

    最大10個

  1ページにつき50個

複数データソースの結合

     △

      〇

他ユーザーへの共有

     △

      〇

上記のとおり基本的な機能としては探索機能・Google データポータルいずれも

ダッシュボード作成において不自由は少ないですが、細かい性能でややGoogle データポータルに軍配が上がります。


それではそれぞれの機能について個別に見ていきましょう。



表・グラフ作成


基本的な表やグラフの作成においては探索機能・Google データポータルいずれにおいても可能です。もちろん、単一のGA4プロパティをデータソースとするなら使用できるディメンション・指標にも違いはありません。


ただ、探索機能のネックとしてはやはり一つのタブに一つの表・グラフしか作成できない点、表・グラフの書式は変更できない点が挙げられます。

ビジュアル面を意識する場合は、Google データポータルの方が幅広い要望に応えられるでしょう。

一方で、探索機能では「コホートデータ探索」や「目標到達プロセスデータ探索」などGoogle データポータルでは再現が難しいレポートを瞬時に作成できる点が魅力です。

特に「コホートデータ探索」はアプリの稼働率など重要指標を見る際にも有効なため、

アプリデータも含めた分析においては探索機能を上手に活用していきたいですね。



フィルタ・セグメント適用


フィルタの適用に関してはユニバーサルアナリティクス(以下、UA)レポートと同じ操作感で適用が可能です。フィルタに関しては探索機能・Google データポータルにおいて特に違いはありません。


セグメントはUAレポートのようにGA4プロパティのアセットとして保存するということができず、そのためGoogle データポータルでは表・グラフに適用することができません。

セグメントは探索機能でのみ利用でき、データ探索単位で作成し適用する必要があります。



作成可能なオブジェクト数


表に記載の通り、作成可能なオブジェクト数は以下の通りです。

・1つのデータ探索につき最大10個

・1ページにつき50個


ご覧の通りオブジェクト数では圧倒的にGoogle データポータルが優勢であり、さらに探索機能では前述の通り1つのタブに1つの表・グラフしか設置できないという制限がありますので探索機能はややダッシュボード的に使用するには向いていないと言えます。

あくまで探索機能はGA4のデフォルトのレポートに加えて確認したい数値を把握しやすくするための補助的な機能として活用するのがベターでしょう。



複数データソースの結合


Google データポータルを活用するメリットとして挙げられる複数データソースを結合してのデータの可視化ですが、GA4ではUAと同様にデータインポート機能が備わっているため

サイトやアプリの会員IDなどデータを結合するキーがあれば結合可能です。


ただ、やはりGoogleデータポータルと比較するとデータインポートの手間が増えてしまう点や他のGA4と連携可能なデータも連携自体完了していればGoogle データポータルでもそのまま使用できる点を考えると複数データソースを扱う場合でもGoogle データポータルを活用する方が手間は少ないケースが多いのが現状です。



他ユーザーへの共有


探索機能で作成したデータ探索は同じGA4プロパティの閲覧権限以上を持っているユーザーへ共有可能ですが1点問題点があり、2022年2月現在では該当するGA4プロパティの閲覧権限以上を持っているユーザー全員に共有されてしまう上、編集権限は付与できないという仕様になっています。

また、作成したデータ探索の分析期間もカスタムで指定した場合はその期間で固定で表示されるため、例えば過去1年間などアセットにない期間に指定したい場合は閲覧時に都度期間を変更する必要があるなど、Google データポータルに比べてまだまだ融通が利かない点が多いのが現状です。


一方でGoogle データポータルではユーザーごとに付与する権限をコントロールできたり、

閲覧ユーザーでもある程度操作できるようなコントロール機能が用意されていたりとデータビジュアライズツールとして工夫しやすい機能が多く、共同作業や外部へ共有するレポートの作成にはGoogle データポータルが向いていると言えます。

まとめ


結論として探索機能はあくまでGA4の補助的な機能として、Google データポータルはダッシュボードを作成したい際に活用するというようにケースに合わせて使い分けるのがよろしいでしょう。

GA4も正式にリリースされてから約1年半とこれからまだまだアップデートが見込まれますので今後探索機能が更に使いやすくなり、活躍する機会も増えていくことが期待されます。



CCIではGA4の導入支援からダッシュボード作成・活用支援まで幅広く支援を行っております。ご興味のある方はお気軽にお問合せください。

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