Googleアナリティクスでdirect/noneに分類される理由は?対策も紹介

 こんにちは。CCI アナリティクス担当の谷井です。


 皆さんは、Googleアナリティクス(GA)で分析を行う際に、

「参照元/メディア」レポートで「direct/none」の数値が多く上手く分析できなかったことはありませんか?

今回は「direct/none」に分類される要因とその対策について解説します。


 「参照元/メディア」レポートの「direct/none」とは、

本来は文字通りダイレクトに(直接)流入した場合に分類される項目です。

ただし、GA側で参照元がない、または不明と判断された場合もこの項目に分類されてしまいます。

「direct/none」の割合が多いと、参照元の大部分が不明となってしまうため

ユーザー行動を正確に捉えることが難しくなります。


「direct/none」に分類される主な要因は次のとおりです。

  1. アドレスバーに直接URLを入力

  2. ブックマークからの流入

  3. ユーザーによるオプトアウト

  4. サイトがSSL化されていない

  5. セッションが途中できれてしまった

  6. リファラースパムによるもの

  7. リダイレクトによる流入

  8. メールからの流入

  9. アプリからの流入

  10. QRコードからの流入

1~3については回避できる対策はありませんが、4~10はきちんと対策を行えば回避可能です。

各要因について詳しく解説していきます。


1. アドレスバーに直接URLを入力

 本来のdirectが意味する流入です。直接アドレスバーにURLを入力して流入しているため参照元はありません。これは正常な理由のため、防ぐことはできません。


2. ブックマークからの流入

 これも①と同様、本来のdirectが意味する流入です。ブックマークから直接流入しているため参照元はありません。こちらも正常な理由のため、防ぐことはできません。


3. ユーザーによるオプトアウト

 ユーザー自身がブラウザなどの設定でGAへ情報を提供しないように設定している場合、

参照元は不明になります。そのため「direct/none」に分類されます。

ユーザー側の設定によるものなので、対策はありません。

一定数は存在することになります。


4. サイトがSSL化されていない

 SSL化とはデータ通信を暗号化して、第三者にユーザー情報を盗まれないようにするセキュリティ対策です。サイトURLで「https://~~」のsがついていない場合はSSL化されていません。SSL化されたサイト(https://~~)からSSL化されていないサイト(http://~~)に訪問すると、セキュリティ上の観点からユーザー情報を引き継がないように処理されるので参照元が不明になり「direct/none」に分類されます。 対策としては、SSL化を行うことです。 SSL化されていない場合はSEOの評価にも影響を及ぼすため、サイト全体のSSL化をお勧めします。


5. 途中でセッションが切れてしまった

 ページの読込途中でページを閉じたり、ブラウザの戻るボタンをクリックした場合なども

参照元情報が引き継がれず「direct/none」になる場合があります。

仮に表示速度が遅くユーザーが途中で離脱してしまった場合などは、表示速度を改善することで回避できる可能性もあります。


6. リファラースパムによるもの

 リファラースパムとは正規の参照元URLを利用してスパムサイトへ誘導する悪質なURLのことです。正規の参照元URLに似たURLをレポートの参照元に表示させるといった悪質な行為です。こちらは管理画面から除外設定が可能です。

管理画面での除外設定は3パターンあります。


 ①ボットのフィルタリング機能をONにする   GAの管理画面上でフィルタリング機能をONにすることでGoogleに登録されている   ボットを排除することが可能です。 

 GAの管理画面から「ビューの設定」をクリックします。
 


















 「ボットのフィルタリング」にチェックを入れたあと、「保存」をクリックすれば完了です。


 ②URLをフィルタに設定する
  特定のURLを除外する場合は以下手順です。
 管理画面のアカウントの「すべてのフィルタ」を選択し、「フィルタを追加」をクリック

 

















 以下のフィルタ情報を入力していく。
  ・「フィルタ名」を入力
  ・フィルタの種類⇒「カスタム」を選択
  ・フィルタフィールド⇒「参照」を選択
  ・フィルタパターンにURLを入力

 「すべてのウェブサイトのデータ」を選択し「追加」をクリック。
 最後に「保存」をクリックして完了。


 ③言語設定なしを除外する
  リファラースパムの特徴として言語が設定されていないことが挙げられます。
  そのため、言語設定なしを除外すればリファラースパムを除外することになります。

  先ほどの「URLをフィルタに設定する」とほぼ設定内容は同じで、フィルタ情報を
  言語設定なしのパターンで入力します。

















  入力する内容は以下です。
  ・フィルタ名を入力
  ・フィルタの種類⇒「カスタム」を選択
  ・フィルタフィールド⇒「言語設定」を選択
  ・フィルタパターン⇒(not set)を入力

  入力が完了したら、「すべてのウェブサイトのデータ」を選択し「追加」をクリック。
  最後に「保存」をクリックして完了です。

7. リダイレクトによる流入

 リダイレクトとはアクセスしたURLから他のURLに自動的に転送することです。

サイトリニューアルなどによりURLが変更になった場合など、自動的に新しいURLへと転送されるように処理することがあります。

このリダイレクトが間に入ることで、参照元が計測出来ず「direct/none」に分類されてしまいます。


8. メールからの流入

 ユーザーとのコミュニケーションでメルマガ配信を活用していることもあると思います。

outlookなどメールソフトを利用している場合、メール本文内に記載されたリンクからの流入はGA側では参照元を特定できません。そのため「direct/none」に分類されてしまうことがあります。


9. アプリからの流入

 アプリからの流入も参照元を特定することができず、「direct/none」に分類されてしまいます。日本では代表的なコミュニケーションツールであるLINEからの流入もこれにあたります。


10. QRコードからの流入

 サイト集客の手段のひとつで、チラシなどにQRコードを表示し、そこからサイトに訪問してもらうといった方法もあると思います。

こちらも何も対策を行っていなければ直接流入と判断されるため「direct/none」に分類されることになります。


7~10についてはパラメータを付与することで、どこから流入したかを判別することが可能になります。


パラメータについて

 パラメータとはURLの末尾につける変数のことです。

末尾に「?」をつけて変数をつけ、どこから流入したかを判別することが可能になります。

どのメディアからどのキャンペーンで、どのクリエイティブから流入したかなどパラメータを設定することで分かるようになるため、広告配信の際によくリンク先URLに使用します。

GAに関しては以下のとおり「utm~」のパラメータを使用することでGAに情報の受け渡しが可能となります。

 この5つのパターンを組み合わせて使用しますが、「utm_source」「utm_medium」「utm_campaign」の3つは必須です。

また、「utm_source=yahoo」のように変数と値を「=」を使って設定します。

変数と変数は「&」を使って繋げていきます。


例えば、メールマガジンからの流入にパラメータを付与する場合は


https://aaa.bbb.co.jp?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=220320

のようなURLとなり、オレンジの部分がパラメータです。


上記は参照元がnewsletter(メルマガ)、キャンペーンには配信した日付を入力しています。

メディアのemailはGA側で予め決められた分類定義で、メールからの流入の際に使用します。

※参考:https://support.google.com/analytics/answer/3297892?hl=ja

 このようにパラメータを付与していれば、どこから、どのキャンペーンやコンテンツで流入したかが分かるようになります。


 冒頭にもお話した通り、GAを使って分析を行おうと思っても、「direct/none」の占める割合が多いと正しいユーザー行動を捉えることが難しい状況になってしまいます。

そうならないためにも、今回解説した対策はきちんと行っていきましょう。



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